県内の各地でも火災、津波、土石流をともなう大災害となった関東大震災から9月1日で100年となりました。100年目の節目とあって、マスコミで大々的に取り上げられましたが、今回は県立歴史博物館で開催された「関東大震災―原点は100年前」を学芸員による講演を聴いて見学しました。8月20日(日)実施、参加者は8人でした。
実は、当博物館の旧館部分は旧横浜正金銀行本店で、建物が堅牢であることから倒壊を免れ、多くの避難者が難を逃れたとのことです。しかしその後の火災で横浜の市街地は焼け野原になってしまいました。また、発生した膨大ながれきを処理するために海岸を埋め立ててできたのが山下公園です。
写真や記録で実態に迫った展示だけに被害の状況を生々しく感じることができましたし、巨大地震の発生が言われる今日、今後の地震に備えることがいかに大事かを痛感しました。
その後、近くの放送ライブラリーで「テレビとCMで見る1980年代」を観ました。テレビが時代をリードした頃でもあり、ザ・ベストテン、おしん、金妻ブームなど懐かしい映像を楽しみました。夕方になって、中華街のウインドジャマーでピアノトリオによるジャズのスタンダードナンバーのライブ演奏を聴きながら、話が弾みました。夜はまだまだ暑かったものの、皆と交流ができて有意義な一日となりました。
(木村記)
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